アニメや映画のスパイ
アニメや映画のなかで敵の情報を集めるため、敵の秘密基地に潜入スパイというシュチュエーションは、そうしたアクションが好きな人にはたまらない設定だと思います。
アメリカン・コミックの主人公 「SPY6TEEN」の主人公は、普段は普通に生活をする16歳の女子高生です。どちらかといえば印象はパッとしない女の子キャリーは、実はハイテクスパイとして活躍するスーパー女子高生だったのです。
ハイテクスパイという設定からわかるように、物語のなかには色んなハイテクノロジーな機械が登場し、主人公であるキャリーがハイテク・スパイアイテムを使って敵と戦います。
ハイテクスパイアイテムは、こうした物語の世界の中によく登場します。スパイ映画の代表作である007でも、主人公は色んな道具を使っています。
このようなハイテクアイテムは架空の世界にだけ登場するものだけではなく、現実生活で私達が想像もしない物を使って実際のスパイが活動をしているという噂を耳にします。
スパイに向いている人の性格とは?
スパイという仕事は皆さんが想像するよりもかなり地味な仕事の連続と言えます。そのため、スパイに向いている人は、忍耐力があり、地味な仕事を続けられる性格だといえます。
忍耐力があり、同時に集中力を果てしなく継続できるような人がスパイには向いているでしょう。また、当然ですが、口が軽い人はスパイには向いていません。扱う情報が洩れてはいけませんから、口が堅く約束を破らない性格の人にスパイは向いています。
また、性格とは少し異なりますが、頭の回転が速く、機転が利くこともスパイには求められています。なんらかの組織に潜入し、そこで周囲に違和感を感じさせず溶け込むためには、社交性があり、周りの空気を読めるということが重要です。
潜入した先の人間に自分を信用させることができなければスパイ失格といえるでしょう。それから、依頼主のために、あるいは国のためかもしれませんが、なんとしても、その仕事を完遂させるのだという強固な意志も必要になります。あらゆる情報を駆使することになるので、広く教養が必要になりますし、状況に応じた臨機応変な対応、それに論理的思考能力などが求められます。
これらは訓練により身に付けることもできますが、時には冷酷にもならなければいけない場合などには適正な性格が求められます。
スパイのなり方について
スパイという仕事に憧れを持っているという方も少なくないと言えるでしょう。
そこで、スパイになるためには、どのような方法があるのでしょうか。
まず、日本政府から実際にお金を貰ったりする、スパイになりたいという場合には内閣調査室があるといえるでしょう。
スカウト形式でこの調査室で働くことが出来ると言われています。
また、 全うに外務省に入ることが出来れば、スパイのような関係のお仕事は多くなりますし、情報収集能力に長けていれば、スパイとしてスカウトされることもあるでしょう。
また、その他には、会社員として勤めている中で、その会社の内部情報を他に漏らしたりした場合には、それは産業スパイであると言えるでしょう。
これらの情報を売買することが出来たりすれば、産業スパイですし、販売先が外国であれば、それは国際スパイであると言えるでしょう。
このように、日本では「スパイ」という形で採用試験があるわけでもなければ、公募されているというわけではありません。
しかし、それに近い仕事であれば、このように外務省などで情報収集能力を買われた場合、就くことが出来ると言えます。また、自分で自ら産業スパイとして、会社員でもスパイになることはできるといえるでしょう。
スパイはどんな仕事をしているの?
スパイといえば、映画の中などで敵の行動を探る職業として注目されますが、実際のスパイは、具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。
スパイというと、盗聴器などを用いて機密事項を入手したり、その身一つで国家の重要人物に身辺を隠して近づき、重要な情報を得たりと、フリーランスな印象が強いですが、実際のスパイは、外交官という肩書きを持った公人であることが多く、その肩書きを利用して他国に駐在している場合がほとんどです。そこで、その国の中枢に関わる人物と取引を交わし、情報をリークしてもらう、というのが主な仕事内容のようです。こっそりと秘密裏に暗躍するというよりも、金銭的な取引によって、情報を買っているという方が正しいかもしれません。
今述べた機関員、と言われる直接的なスパイの他に、協力者と言われる存在のスパイもいます。協力者はその土地に住む市民であることが多く、物資の調達や、細かな情報収集などの面で、機関員からの指令を受けて仕事をするスパイのことを言います。映画などから受けるスパイという職業の印象に近いのは、この協力者の方かもしれません。協力者は、機関員から、その生活形態を見込まれて、限られた仕事を依頼される、いわば下請けのような存在のスパイです。
以上のように「スパイ」といっても、その存在や仕事内容は様々で、それぞれに階級があることがわかりますね。意外ときちんとした組織形態が組まれているようです。